2001年、夏「医療に革命を起こし、FDMの星条旗を掲げる。」創始者スティーブン・ティパルドス,D.O.の目標の下、FDMを世界に広げるべく、ティパルドス中核メンバーが選出され、アメリカ合衆国、メイン州に集まりました。しかしその後2006年、ティパルドス先生は、志半ばにしてこの世を去りました。49歳の誕生日を迎えた直後のことでした。その時点でFDMの正式なインストラクターであった私とギヨーク・ハーラー,MD.は、バンゴアのティパルドス先生の墓前に座り、先生の遺志を継ぎ、FDMの普及を生涯の使命とすることを誓いました。
FDMは、一見簡単な治療法です。ボディーランゲージを見て押さえるだけで非常に大きな効果をもたらします。したがって誰もが簡単に上澄みのやり方を引用し、混ぜ合わせの手法を作り出すことができます。しかし理解に乏しい技術引用は、望ましい結果を出せないだけなく、患者に被害を与えかねません。本当のFDMの効果は、上澄みの引用とは比較にならないほど大きなものであり、当然その実践には、より深い理解と技術の習得が必要です。もし本当の理解なしでFDMの引用を許したなら、患者に極端な痛みを与えるこの特殊な医療分野は、手技医療の歴史の片隅に追いやられることでしょう。このような理由から、ティパルドス先生も多くの情報の流出を極端に嫌っておられました。我々FDMの継承者の責務は、ティパルドス先生の懸念を念頭におき、FDMの概念と技術を十分に理解し、次世代へ正しく継承することです。
この度、FDM国際連合(FDMGO)の初代代表に就任し、EFDMA(ヨーロッパ)、AFDMA(アメリカ)、RFDMA(ロシア)、AFDMS(アフリカ)、そして世界各国のFDM実践者とともに、正しいFDMの技術普及に努めることを、心より嬉しく思います。創始者より直接継承した技術を正しく世に広めて参ります。